第5回国際囲碁アマチュア・ペア囲碁選手権大会
(I・A・P-GO杯/J・A・P-GO杯)

第1譜
黒37までは右辺の幅がよく、黒が打ちやすい。白26では27、黒31、白26の定石を採るべきだった。

第1譜 1〜38

第2譜
黒47に白48の反発も問題。黒49に白50がやむをえず、黒にAの好点を残した。
以降優勢を意識してか、所どころに黒の緩着が目立つ。黒59はすぐに61、63と押していいし、黒77も打つなら119にアテてからツイでいたい。それより、黒77はBを決行する最後のチャンスだった。Bは取られる石ではないし、無理に取りに来れば自然と外側を強化できる。

第2譜 39〜77

43(38)

第3譜
黒の決定的な問題手は93と101。93はAに向かうべきだし、101は黒110のハサミツケを失う悪手となった。101でもAを占めるべきだったのである。白104、106のハネノビが打てては、すでに白の面白い形勢になっている。
梅沢「白104は私には絶対打てない。打たれてみて、あァ、いい所だったんだーとわかりました。坂井さんに助けられました」
坂井「黒101はありがたかった。タダでさえ白は102に打ちたいところだったのに。助けられたのは相手にです」
坂井・梅沢ペアは、本大会ならではのユニークな賞、ベストドレッサー賞も獲得し、両手に花。まさに世界一のペアとなった。

第3譜 78〜106

第4譜
第4譜 107〜208
208手完 白中押し勝


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