ペア碁のルール
ペア碁独自の規約以外は、原則として日本囲碁規約(平成元年4月10月制定)に準ずることとする。

1.ペア対局について
原則として男女のペア同士で対局をおこなう。ペアの二人をパートナーと称す。

2.着席について
碁盤を挟み対局するペアと向かい合うように、パートナー同士は並んで着席する。
また同性同士が向かい合うように着席する。

3.着手する順番について
・着手する順番は
……→●女性→○女性→●男性→○男性→……
 の順とし、この一巡を正規のローテーションと称す。
 対局者は常にこの正規のローテーションに従い着手をしなければならない。
・最初の着手は
 互先、先など碁石のない場合:黒番の女性 (その次の手番は白番の女性)
 二子以上の置碁の場合:白番の女性 (その次の手番は黒番の男性)
 とする。

4.情報交換の禁止
対局者は対局中、相談、身振りなど着手以外の方法でパートナーと意志の伝達、アドバイスなど情報交換をしてはならない。例外として投了に関しての相談と、手番の確認のための会話を認める。投了の相談の場合は手番の対局者からそのパートナーに相談し、相談内容は投了に同意するか否かに限定する。

5.投了について
投了は手番の対局者が申し出る。パートナーはこの申し出を覆すことはできない。

6.反則について
誤順
パートナー間での着手の順番を間違え正規のローテーションから逸脱した場合これを誤順と称す。誤順が倹知された場合は次の措置をする。
(1)直前の着手が誤順になっている場合にのみ誤順違反を指摘できる。
(2)指摘された誤順が故意に因る場合はその時点で違反側の反則負けとする。
(3)指摘された誤順が故意に因らない場合には、その1つ前の手番の着手を確認する。
(4)1つ前の手番が正規のローテーションで着手されていた場合は指摘された誤順の違反側に対して3目のペナルティーを課したのち対局を継続する。
(5)1つ前の手番も正規のローテーションで着手されていない場合は指摘された誤順に対してはペナルティーを課さず対局を継続する。
(6)いずれの場合も手番をさかのぼって打ち直すことはせず、最後の手番側が正しく着手したものとみなし、最後に実際に着手した対局者を起点として正規のローテーションになるように次の手番側は着手しなければならい。
(7)誤順が倹知された場合は、次の手番側はいかなる場合も正規のローテーションに戻す義務があり、これに違反した場合は新たな誤順違反の対象となる。

【誤順および正規ローテーションへの戻し方の例】
●男性正規のローテーション
○男性正規のローテーション
●女性正規のローテーション
○女性正規のローテーション
●女性ここで誤順が発生、誤順違反が指摘され、
3目のペナルティーが課された
○女性これで正規のローテーションに戻る
(なぜなら●女性の次は○女性が正規)
ここでもし白番の男性が着手すると
新たな誤順違反となる
●男性正規のローテーション
○男性正規のローテーション
●女性正規のローテーション
○女性正規のローテーション

不当な情報交換
パートナー間で不当な情報交換が認められた場合、違反者は反則負けとする。

7.その他
(1)着手が連続して放棄(パス)された場合「対局停止」となる。
(2)「日本囲碁規約」にある双方の合意、同意は、対局者4人全員の合意、同意を要する。




ペア碁ハンデ規定

1.ハンデの設定
ハンデはポイント制とし下記の通りとする。
アマ・タイトル保持経験者は9ポイント、アマ・タイトル戦都道府県代表経験者は8ポイントとし、その他は申告に基づく棋力から次の表によりハンデポイントを決める。
七段→7P、六段→6P、五段→5P、四段→4P、三段→3P、二段→2P、初段→1P、1級→0P、2級→−1P、3級→−2P、4級→−3P、5級→−4P、6級→−5P(Pはポイント)
ペアのハンデは2人のポイントの合計を2で割った点数をハンデポイントとする。

・ペアのハンデポイントの算出例
Aのポイント
Bのポイント
 6P 
 2P 
 4P 
 1P 
 5P 
 −1P 
 2P 
 −4P 
 −3P 
 −4P 
ペアのポイント  4P  2.5P  2P  −1P  −3.5P 
ここでA、Bはペアのパートナーである

2.手合割
・ペアのハンデポイントの差をもとに下記の手合割表に従い競技を行う。

ポイント差 置   石 コ   ミ
0.006
0.500
1.00-6
1.520
2.02-6
2.530
3.03-6
3.540
4.04-6
4.550
5.05-6
5.560
6.06-6
6.570
7.07-6
7.580
8.08-6
8.590
9.09-6
・持碁は白勝ちとする。
・コミ6は黒から6目のコミ出し
 コミ−6は白から6目のコミ出し(逆コミ)




ペア碁マナー

(1)ペア碁はコントラクトブリッジと同様、知力を競い、エチケットを尊重する紳士、淑女のペアゲームです。マナーに反する言動、行為、態度、服装はくれぐれも慎んで下さい。
(2)パートナーに対して、次の手を打つヒントとなる紛らわしい行為や態度はしないよう充分に注意して下さい。
(3)負けが決定しているような碁勢で対戦相手の時間切れを狙うようなことはおやめください。
(4)ペア碁公式大会には、上着・ネクタイを着用のうえ、ご出席願います。
(5)ペア碁公式大会の試合中は禁煙とします。
(6)ペア碁公式大会の試合中ペアは同時に離席できません。


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