正午。開会式が始まった。 司会の後藤美代子氏に紹介され、まず、財団法人日本ペア碁協会副会長の矢﨑新二氏が壇上に向かわれた。
続いて、浜田広氏(株式会社リコー特別顧問、大会実行委員長)、滝裕子氏(財団法人日本ペア碁協会理事・事務局長)が紹介され、大盤解説の武宮正樹九段と聞き手の小川誠子六段、記録の潘坤鈺初段、秒読みは向井梢恵初段、本イベントにシステム協力いただいている、世界最大級のインターネット囲碁サロン・パンダネットによるライブ解説の武宮陽光五段が紹介された。
そして、選手4名が会場の拍手で壇上に迎えられた。 4名の棋士は、滝裕子氏から花束を贈呈された後、いよいよ対局場へと向かった。
「こちらの声は、今だけ対局者に聞こえるそうです」と大竹審判長が説明をした後、「それでは、対局をはじめてください」と開始宣言。熱戦の火蓋が切られた。