Pair Go RICOH CUP 2008 ~リコー杯プロ棋士ペア碁選手権2008~
大会レポート Tournament Report

正午。開会式が始まった。
司会の後藤美代子氏に紹介され、まず、財団法人日本ペア碁協会副会長の矢﨑新二氏が壇上に向かわれた。


矢﨑「緻密な思考力と計算力のゲームであり、知的文化財ともいえる囲碁を普及するためには、女性にも一役かっていただかなければなりません。ペア碁はうってつけの競技でしょう。
1999年にアマの分野でペア碁の国際トーナメントの開催をはじめ、昨年18回を数えました。13年前からプロペア碁が始まると、ペア碁は飛躍をみせたと思っています。ファンの来場者数も年々新記録を伸ばし、ペア碁への感心が広まっているなあと実感しています。今年も熱戦を期待して、あいさつにかえさせていただきます」

続いて審判長をつとめる大竹英雄名誉碁聖が壇上へ。
大竹「こんなに大勢の方にお集まりいただき…ありがとうございます。ペア碁は、専門家の域を離れた楽しさがあります。勝てば二倍楽しく、負けたら自分のせいじゃないと思えばよい(場内笑)。
和。喜び。いろいろなものを味わえるいい大会だと思っています。熟年の代表、趙さんと、勢いにのっている謝さん、河野さんの対局。勢いのある碁が見られることでしょう。ここまできたら、4名とも、優勝しなければ意味がないと気合が入っているに違いありません。皆さんもこれから2時間半、楽しまれますように」

続いて、浜田広氏(株式会社リコー特別顧問、大会実行委員長)、滝裕子氏(財団法人日本ペア碁協会理事・事務局長)が紹介され、大盤解説の武宮正樹九段と聞き手の小川誠子六段、記録の潘坤鈺初段、秒読みは向井梢恵初段、本イベントにシステム協力いただいている、世界最大級のインターネット囲碁サロン・パンダネットによるライブ解説の武宮陽光五段が紹介された。



そして、選手4名が会場の拍手で壇上に迎えられた。
4名の棋士は、滝裕子氏から花束を贈呈された後、いよいよ対局場へと向かった。



「こちらの声は、今だけ対局者に聞こえるそうです」と大竹審判長が説明をした後、「それでは、対局をはじめてください」と開始宣言。熱戦の火蓋が切られた。





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