Pair Go RICOH CUP 2006 〜リコー杯プロ棋士ペア碁選手権2006〜
大会レポート Tournament Report
< 決勝戦 >

ファンの注目が集まる、リコー杯プロ棋士ペア囲碁選手権権2006決勝戦は、第一回戦・第二回戦と同じ恵比寿ザ・ガーデンホールにて行われた。
トーナメントを勝ち上がってきたのは、鈴木歩三段・張栩名人・王座ペアと小林泉美女流最強位・山下敬吾九段ペア。両ペアとも無傷の4連勝。敗者復活の9路盤は対局せず、圧倒的な破壊力と勝負強さで決勝まで駒を進めてきた。

開場は12時30分と告げられていたが、1時間も前の11時半には、既に受付にファンの列が出来ていた。あいにくの寒い気候も、熱戦を期待するファンの足は止められなかった。




まずは、聞き手の小川誠子六段が会場に姿を見せ、続いて11時50分には審判長の大竹英雄名誉碁聖と鈴木歩三段が到着。準決勝までとは様変わりした対局場を見て鈴木三段が、「すごいですね〜びっくりしました」と感嘆の声をあげた。

入り口のファンの列はさらに伸び、寒空の中をあまり待たせることもできないと、開場時刻を20分繰り上げ、12時10分に受け付けが始まった。待ち構えていたファンが、優勝予想クイズに投票し、そのまま大盤の見やすい席に続々と陣取る。 この日観戦に訪れたのは1100人。広い会場があっという間に埋まって立ち見が出るほどになった。




12時15分に張栩名人・王座と小林泉美女流最強位が仲良く到着。後で張名人に聞いたところ、夫婦の間では「どっちが勝ってもいいので、楽しく、いい碁を打ちましょう」と話していたそうだ。

二人揃ってそのまま同じ控え室に入った。小林・山下ペアは隣に別の部屋が用意されていたのだが、張栩名人・王座、小林泉美女流最強位と鈴木歩三段の3人は研究会仲間でもあり、山下敬吾九段がまだ到着していないこともあって、鈴木・張ペアの控え室で、3人で和やかに昼食を取る。

12:50に山下敬吾九段が開場に到着。棋聖戦第2局から前日に戻ってきたばかりだ。
対局者の3人が同じ控え室に集合しているため、山下九段も3人のいる部屋に入る。記者による取材の応対を済ませた後は、時間まで4人で和やかに棋聖戦の対局を検討していたそうだ。


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