Pair Go RICOH CUP 2007 〜リコー杯プロ棋士ペア碁選手権2007〜
大会レポート Tournament Report
< 1回戦、2回戦 >

リコー杯プロ棋士ペア碁選手権2007が開幕した。囲碁界の年末年始を華やかに飾るこのイベントも今年で13回目を数える。今年も、賞金ランキングなどによるトップ棋士男女32名16組の熱い真剣勝負をお伝えしていこう。
12月2日は大会初日。1・2回戦と準々決勝進出決定戦が行われた。


会場となった東京・恵比寿ザ・ガーデンホールに真っ先に到着したのは、初出場の河野臨天元。「道に迷うといけないと思って…早過ぎましたか?」と緊張しながら控室に腰を落ち着けると、さっそく『ペア碁規約』を手に取りルールの確認をしていた。
11時を過ぎた頃から、選手たちが続々と集まってくる。控室の会話に耳をすませると…

小林覚九段「この試合が始まると、一年がおしまいって感じがするねえ」
依田紀基九段「そうですねえ」
小林「一番負けたくない試合かもしれないな。負けたら相手に申し訳ないから」
今村俊也九段「覚先生は、優勝候補ですよ。プレッシャー感じられてます?」
小林「ものすごいプレッシャーをずっと感じてるよ! とりあえず(戦う棋風の謝依
旻三段がペアなので)戦いになることはわかってるんだ。どこで戦いを起こすかだよね…」

高尾紳路名人・本因坊「山下さんは、この大会で優勝したことありますか?」
山下敬吾棋聖「ええ。僕は、ペア碁はけっこう勝ってるんですよ」
高尾「僕はだめなんですよ。どうやったら勝てるんだろう…」

梅沢由香里五段「りん君(※河野臨天元)、難しいことやらないでね!」
河野臨天元「(にこにこ顔)」
梅沢由香里五段「私より、いのりん(祷陽子五段)の方が棋風が合いそうだよね」
河野「前に、チャリティーで祷さんとペアを組んだことありますよね」
祷陽子五段「うん。そのときは私たち優勝したんだよね」
河野「(にこにこ顔)」
梅沢「じゃあ、いのりんになりきればいいのか」


11時半を回った頃からは、何組ものペアが熱心な作戦会議を開始した。
「ケンカ小目でカカッてコスまれたら、シマリとヒラキではどっちが好き?」「前にヒラいてみたらあまりうまくいかなくて…」と布石の好みを確認していたのは、王銘エン九段と小山栄美五段ペア。
「厚みを張るか、地合いで先行するかでは、どちらが好きですか?」「もうぐちゃぐちゃです」「じゃあもうぐちゃぐちゃということで」と作戦がまとまった(?)のは山田規三生九段と岡田結美子六段ペア。
吉田美香八段は、一言「勝つ気で打ってください!」。これに、高尾名人・本因坊が「は…はい」と応じていた。


作戦を立てても仕方ない、出たとこ勝負だ。と落ち着いた構えの棋士たちも見受けられた。武宮正樹九段は「青木さんとは、僕、棋風が似てると思うんだよね」と目を輝かせながら、気合十分な表情。青木喜久代女流名人は、「武宮先生とペアを組むのは初めてなので、ものすごく楽しみなんです。どんなものができるのか(笑)。勝つことより楽しんじゃいそうでどうしよう」
初出場で緊張気味の謝依旻三段に、変わった作戦を伝授していたのは矢代久美子女流本因坊。
矢代「覚先生が一手打つごとに、うなずきなさい。そうすれば、覚先生が安心するから」
謝依旻「はい。わかりました。うなずきます」

かくして、12時。開会式の時刻となった。





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