日本ペア碁協会
第1回WMSG「ペア碁競技」

『ペア碁競技』観戦レポート【2】

2日目の14日は、3局打たれました。

日本の平岡ペアの対戦相手は…

第3ラウンドが、ドイツ。第4ラウンドがフランス。そして第5ラウンドがオランダ。いずれも、ヨーロッパの強豪国でした。

ところで、今大会は、「中国ルール」が少し取り入れられています。日本ルールでは、最終的に「地」(陣地)の数を数えるのですが、中国ルールでは、その「地」に自分の石を埋めてゆき、碁盤上の「石」の数を数えるのです。結果は変わらず、ただ、計算方法が違うだけです。そして、もう一点違うことは、審判が、終局(対局の終わり)前から見守り続け、終局するや、計算方法を指示してくれること。中国ルールの経験のない選手たちは、はじめのうちは、計算方法に戸惑っていたようですが、2日目になると、安心して審判に従っていました。

平岡ペアは、第3ラウンドも圧倒的に優勢。持ち時間が残り2分を切り、はらはらしましたが(予選ラウンドは、持ち時間45分。時間が切れたら、負けとなります)、無事終局して、順当に2勝目。続く、第4ラウンド、第5ラウンドは、相手ペアが早々と投了して、全勝で2日目を終えました。再びお二人の会話に耳を傾けてみると…「ずいぶん投げっぷりがよかったね」と由里子さん。これに聡さんが「そうね。まだ広くあいてるところもあったからね」。

2日目・第5ラウンドまでに、波乱があったのはDブロック。ブロック内のランキング1位の中華台北が、まさかの2敗。そして、ノーマークだったモンゴルとウクライナが全勝。カナダがこれを追うという意外な展開の大混戦模様となりました。

モンゴルの男性選手、Sausar Tsolomonアマ四段は、「日本の明田先生に囲碁を習いました」と日本語で話す笑顔の素敵な青年です。2日目を終えて「全勝です」と日本の「明田先生」に電話をすると、受話器からは「ほんまに?」と驚いた声が返ってきていました。

ちなみに、明田氏は、各地を囲碁普及で回っておられ、南アフリカの女性選手、Joubert Catharina Magdalena アマ3級の師匠でもあります。その後、Catharinaさんは、日本に半年滞在して関西棋院で囲碁を学んだこともあるそうです。残念ながら、南アフリカはAブロックで全敗。でも、Catharinaさんは、「楽しかったです!」と目を輝かせ、「もっと強くなりたいです!」と日本語で話してくれました。(writer:高見亮子)
●他のレポートを読むにはこちら → 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】



[ ↑このページの先頭へ ]

[ 財団法人日本ペア碁協会ホームページへ ]



Copyright(C) 財団法人日本ペア碁協会