日本ペア碁協会
第1回WMSG「ペア碁競技」

『ペア碁競技』観戦レポート【5】

16日。昼食をはさみ、午後3時。決勝トーナメントの2回戦がスタートしました。

本大会にとりわけ力を入れている開催国中国では、注目の団体戦、個人戦を随時生放送で中継しています。この時間は、ペア碁の小林覚九段・矢代久美子五段ペア対、中国の黄奕中六段・范蔚菁二段の一戦の生中継が急遽決定。対局室が「Go VIP game room(囲碁VIP対局室)」に移されました。

小林・矢代ペアと黄・范ペアの一戦は、難しい形勢から、地を先行した黄・范ペアが優勢に。ところが中盤をすぎたあたりで小林・矢代ペアが逆転ムード。1時間の持ち時間という早碁で、残り時間がわずかな中、難解なヨセ(終盤戦)が始まりました。



日本棋院所属、日本でも人気がうなぎ昇りの謝依旻四段の対局は…

中華台北の周俊勲九段・謝四段ペアの対戦相手は、韓国の洪性志六段・金恩善三段ペアです。序盤に劣勢となってしまった白番の周・謝四段。でも、力を出して逆転を果たすと、中押し勝ちで準決勝進出を果たしました。練習中は「周さんと喧嘩ばかりしています。(盤上の)相性はよくないですね」と笑っていた謝さんですが、さすが、本番になれば相性抜群。本領を発揮しての勝利でした。

唯一ベスト8入りしたアマチュアペアの、韓国の洪アマ6段・金アマ5段は、中国の兪斌九段・李赫初段に善戦。大殊勲の連勝かと控室を騒がせましたが、中国ペアが意地で逆転。白番3目半勝ちをおさめました。

もう一局、韓国の温昭珍四段・李夏辰三段対、中華台北の林至涵八段・張凱馨三段の一戦は、終始優勢の韓国が押し切り黒番5目半勝ちをおさめ、ベスト4入りです。

控室には、今村九段が「やってしまいました」と肩を落として現れ、モニター観戦での応援に加わりました。

難解なヨセ合いに突入している日本ペアと中国ペアの一戦は、黒番の小林・矢代ペアがついに逆転を果たしかに見えましたが、きわどい半目勝負が続きました。そして、残念なことに、白番半目勝ち。日本勢はベスト4に残ることができませんでした。

明日はいよいよ準決勝、そして金メダルをかけた決勝戦がおこなわれます。(writer:高見亮子)
●他のレポートを読むにはこちら → 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】



[ ↑このページの先頭へ ]

[ 財団法人日本ペア碁協会ホームページへ ]



Copyright(C) 財団法人日本ペア碁協会